マンガ「望郷太郎」打ち切りとウワサされる5つの理由。出版社の事情が原因?

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「望郷太郎」が打ち切りになったというウワサが広まっているようですが、果たして本当なのでしょうか。

望郷太郎が打ち切りって本当?

つまらないってウワサもあるの?

今回は、本当に「望郷太郎 」が打ち切りになったのか、さらには「つまらない!」といわれる理由を探ってみました。

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「望郷太郎」打ち切りとウワサされる理由

ここでは、なぜ「望郷太郎」が打ち切りとウワサされるようになったのか理由を探ってみました。

「望郷太郎」打ち切りとウワサされる理由
  • 卑猥なシーンやグロいシーンが多いから?
  • 原作者にスキャンダルがあったから?
  • マンガの売り上げがよくなかったから?
  • 出版社の事情で打ち切りになった作品があるから?
  • ブロック連載でたびたび休載を挟むから

詳しく見ていきましょう。

卑猥なシーンやグロいシーンが多いから?

引用U-NEXT公式サイト

「望郷太郎」は、青年誌で連載されていることもあり、多少の卑猥なシーンやグロいシーンが含まれています。

どのような内容なのかというと…。

  • 血しぶきが飛び散る
  • 人間が焼かれている
  • 主人公は人間扱いされていない
  • 亡くなった家族の遺体を食べる
  • 人間らしさを失った残酷な仕打ち
  • 人間が増えるほど命を奪い合う

亡くなった家族の遺体を食べるのは弔いの意味が込められています。

「望郷太郎」は、青年誌「モーニング」に掲載されているため、ある程度の過激な描写は許容される傾向にあります。

絵の仕上がりもラフな感じがあるので、好みが分かれるかもしれませんね。

7巻から急にグロくなるといった声もありますが、過激描写に頼りすぎると、読者離れが進んでしまうかもしれません。

レビューをみると「4.0以上」が多く、全体的に読者には好評のようです。

原作者にスキャンダルがあったから?

原作者にスキャンダルがあった場合は、打ち切りになる可能性が高いといわれています。

例えば、少年ジャンプに連載されていた「アクタージュ」の原作者は、強制わいせつ容疑で逮捕されたため、出版元が打ち切りを発表しました。

では「望郷太郎」の原作者は、どのような方なのでしょうか。

  • 原作者:山田 芳裕(やまだよしひろ)
  • 生年月日:1968年1月7日
  • 出身地:新潟県
  • 代表作:へうげもの、デカスメロン

2005年から2017年まで連載された「へうげもの」は、古田織部を主人公とした物語で歴史漫画としても評価されています。

  • 第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞(2009年)
  • 第14回手塚治虫文化賞マンガ大賞(2010年)

「へうげもの」に至っては2011年にアニメ化もされています。

連載打ち切りにつながるようなスキャンダルは見当たりませんでした。

スキャンダルで打ち切り説が浮上したわけではありません!

マンガの売り上げがよくなかったから?

連載は各巻の売れ行きで次巻の出版が決まります。近年は2巻まで保証される傾向にあり、人気があれば続編を作る仕組みです。

たしかに初期の作品は、1~2巻で完結している作品が多いですが、キャリアを重ねるにつれて長期連載作品が増えています。

「望郷太郎」の単行本は、2019年12月23日から発行を開始しました。

2024年6月21日時点で11巻まで発売されています。

11巻も発売しているから打ち切りの可能性は低いよね!

「売上ランキングBEST500」によると、金額こそ記載されていませんが売上ランキングは23位。

少年漫画や少女漫画と同じランキングで23位に入っているのであれば、良い結果ですよね。

「望郷太郎」が売り上げ不振による打ち切りになる可能性は、非常に低いといえます。

出版社の事情で打ち切りになった作品があるから?

引用U-NEXT公式サイト

単行本の売れ行きが良くても、出版社の事情で打ち切りになるケースもあります。

例えば1999年から2001年まで、週刊ヤングサンデーに連載されていた「海猿」は、映像化をめぐる契約問題によって打ち切りになったとされています。

「望郷太郎」の原作者でもある山田 芳裕さんも、過去に出版社の事情によって打ち切りになった作品がありました。

【打ち切りとなった作品】

・度胸星(2000年~2001年):週刊ヤングサンデー

「度胸星」は、編集長交代による方針転換が、主な打ち切りの原因とされています。

また、作者の山田芳裕さん自身も「作品に対する読者の反応が乏しい」と感じていたことも、続編を執筆しない決断につながったようです。

  • 掲載誌「週刊ヤングサンデー」の編集長が交代
  • 読者からの反響が作者の期待を下回っていた
  • 作者が作品に対する手ごたえを感じられなかった

他社から執筆依頼はあったそうですが、そのまま打ち切りとなった形です。

これから面白くなっていくときに終了した形だよね。

今でも続きが読みたいファンは多いみたいだよ!

過去に打ち切りになった作品があるため、「望郷太郎」もウワサされてしまったのかもしれません。

ブロック連載でたびたび休載を挟むから

「望郷太郎」は、年2回の「ブロック連載」を取り入れています。

ブロック連載とは、一定期間連載した後に休載期間を挟み、また連載を再開する連載方法です。

一般的なマンガは、週に1回から月に1回のペースで新しい話が更新されます。

しかし「望郷太郎」の連載は年2回のため、事情を知らない読者から「最近、連載ないね?もしかして打ち切り?」とウワサが広がってしまったようですね。

望郷太郎の連載サイクルを見てみてみよう!

  • 一定量の原稿がたまると9週連続で掲載される
  • 9週連続掲載は年に2回である
  • 休載期間中も作者は作品を描き続けている

ブロック掲載を取り入れている理由は不明ですが、じっくりと創作に取り組める環境を整えたいのかもしれませんね。

「望郷太郎」は、休載している期間があるので、読者は「打ち切り」と勘違いしてしまうのでしょう。

「望郷太郎」基本情報

引用U-NEXT公式サイト

公開日2019年6月1日 モーニング27号
レーベルモーニング KC(講談社)
原作山田 芳裕
登場人物舞鶴太郎
美佐子
光太郎
恵美

「望郷太郎」の登場人物

登場人物役柄
舞鶴太郎38歳の商社マン
美佐子太郎の妻
光太郎太郎の息子
恵美太郎の娘
パル太郎を救った男性
ミトパルの仲間の若者
サケ西の村の村長
メリ中の村の長
アンテ東の村の長
プリ東の村の奴隷頭

引用U-NEXT公式サイト

「望郷太郎」はつまらない?

「望郷太郎」は「つまらない」といった声もあるようです。

ではどのあたりがつまらないのか詳しく調査してみました。

評価はおおむね良好との声

「望郷太郎」は、独特の世界観と経済をテーマにした物語で、多くのマンガファンから高い評価を得ている作品です。

マンガは21世紀初頭に氷河期が訪れ文明が崩壊したその後の話ですが、サバイバルだけではなく、経済や社会の仕組みにも焦点を当てています。

普通の終末世界の物語とは違い、かつては社長と呼ばれていたビジネスマンの主人公が活躍するのが特徴です。

  • 主人公は財閥系の社長
  • 500年後の荒廃した世界が舞台
  • お金や取引の仕組みがどう作られるかを描く
  • 権力と経済の関係を考えさせる
  • 現代では驚くような場面もある

「望郷太郎」は、壊れた世界で経済を作り直すめずらしいマンガです。

作者の絵が個性的なので、好き嫌いが分かれるかもしれません。

作品は、経済や社会の仕組みに興味がある人や、新しいスタイルのマンガを読みたい人におすすめです。

バランスが難しい作品との指摘も

現代とは全く異なる社会制度や経済システムが存在しているため、物語に入り込みにくいといった声も。

かといって現代とあまり変わらない設定では面白みに欠けてしまうため、バランスが難しい作品だと感じている方もいるようですね。

ガソリンを作ってチェーンソーを動かす瞬間もあります!

現代の知識をいかした主人公と、原始的な生活が混ざっている設定ですが、一人でサバイバルをしている方が良かったとの声もありました。

「望郷太郎」は完結した?

「望郷太郎」は、第12部で区切りを迎えています。

ただし作品全体としての完結はしていません。

第12部というのは「章」を意味するものなので、作品の区切りと理解しておくといいでしょう。

作品は「描きためられたら連載が始まる」というスタイルを取っています。

つまり、一定量の原稿が完成してから連続して掲載されるシステムです。

作者もSNSで「もちろん続きも着々と作者は執筆中」と述べていますので、物語全体はまだ継続中であることが分かります。

作品全体が完結したように見えますが、今後も新たな「部」が続いていくと思われます。

次回は2024年秋を予定しているそうですので、楽しみに待ちたいですね。

1話で完結した作品が多い?

「望郷太郎」の原作者でもある山田 芳裕さんは、比較的短期間で完結している作品もあります。

作品名発表年巻数
大正野郎1987年全2巻
考える侍1989年全1巻
しわあせ1991年全1巻
やぁ!1991年全1巻
ザ・プライザー2018年全1巻
いよっおみっちゃん2000年全1巻
泣く男(短編集)2018年全1巻(短編集)
仕掛暮らし2018年全1巻
※「ザ・プライザー」は原作が別の作家です。
「泣く男」は短編集ですので注意してください。

作品歴を振り返ると多くの作品が比較的短期間で終了しています。

現在連載中の「望郷太郎」も早期に終了するのではないかとの声があるようです。

長期連載作品もありますよ!

長期連載作品は、アニメ化されるなど大きな成功を収めています。

作品名発表年巻数
デカスロン1992年全23巻
ジャイアント2001年全9巻
へうげもの2005年全25巻
望郷太郎2019年既刊11巻(連載中)

「へうげもの」はアニメ化されました!

過去の短命作品の存在によって、一部のファンからは不安視されているようですが、現在はブロック連載を取り入れていますので完結は低いと考えられます。

「望郷太郎」最終回は近い?

急に編集部から打ち切りの話が出ると、原作者は最後の部が駆け足になることも。

作品に急展開を迎えるような部分は見受けられるのでしょうか。

  • 旅路が順調すぎて怖い
  • 日本に行くまで粘ると思ったら北海道にいた
  • ワクワクするところで終了してしまった
  • 暴力で解決しそうな展開になっている

今のところ最終回に向かっている感じは低いみたいだね!

休載が多くて安定感がないといった意見もありますが、「望郷太郎」は現在も連載中です。

11巻以降の予想展開

「望郷太郎」の11巻では、主人公の太郎がマリョウ王国で繰り広げられている権力闘争が中心となっています。

500年後の荒廃した世界で、太郎は経済、政治、軍事の三つの面で活躍し、紙幣発行や選挙活動、戦車戦が同時におこっている状況です。

いくつもの戦いが同時に起こっている中、12部は暴力で決着がつきそうな感じで終了しています。

今後の展開としては、マリョウ国編が終わり、いよいよ太郎の故郷である日本(ヒューマの国)編に移行する可能性が高いでしょう。

太郎が残してきた娘や子孫の登場、他のコールドスリープ生存者の出現など、新たな展開が期待されます。

とくに日本編では、作者が本当に描きたかったテーマが明らかになるかもしれません。

期待したいですね。

まとめ

今回は「望郷太郎」打ち切りとウワサされる理由について解説してきました。

「望郷太郎」打ち切りとウワサされる理由
  • 卑猥なシーンやグロいシーンが多いから?
  • 原作者にスキャンダルがあったから?
  • マンガの売り上げがよくなかったから?
  • 出版社の事情で打ち切りになった作品があるから?
  • ブロック連載でたびたび休載を挟むから

「望郷太郎」は、年2回のブロック連載を採用しているため、一定量の原稿がたまるまで掲載されません。

事情を知らない一部のファンが、勘違いしてしまっているようですね。

「望郷太郎」は打ち切りにはなっておらず、今後も連載が続いていくと良そうされます。

アニメは11巻まで発行されていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

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